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専門家による独立開業コラム

最新フランチャイズ起業バイブル⑳ 大人のビジネス・カンニング!パクリ・フランチャイズの驚愕の実力!

立ち食い戦争は、壮絶なパクリ合戦!?

立ち食い形式のステーキ屋が快進撃を続けています。

このステーキ屋をフランチャイズ展開する企業は、直近の決算では、増収増益を記録し、東証マザーズから東証二部に市場変更し、そのわずか数か月後には東証一部に異例のスピード昇格も果たしています。

このステーキ屋の話題が出るたびに比較されるのが、このステーキ屋に先行する形で話題になっていた、立ち食い形式のチェーン店です。皆さんも「俺の・・・」と聞けば、すぐにピンとくるのではないでしょうか。このステーキ屋は、「俺の・・・」と同じく、高原価・低価格を実現するために、徹底的にQCDE(質・コスト・デリバリー・環境)をコントロールしているため、立ち食い形式と相まって、「俺の・・・」を模倣したパクリ・ビジネスと評されているのです。

しかし、一斉を風靡した「俺の・・・」のビジネス・モデルも、もとはと言えば、日本古来、江戸時代からある“立ち食い蕎麦”をモチーフにしたもので、パクリ・ビジネスの一つと言ってもいいのかもしれません。

※「俺の・・・」が、最近フランチャイズ展開をスタートしました。これはパクったステーキ屋を、今度は逆にフランチャイズというビジネス・モデルで追随しています。

 

二匹目のドジョウが、ほとんど勝っている!?

前述のステーキ屋もそうですが、ビジネスの世界で、結果的に功名を立てているのは、パクった方が圧倒的に多いのが実情です。

ゼロックスの技術をカスタマイズして、パソコンを世に流通させた、スティーブ・ジョブス率いるアップル社がそうでしたし、そのアップル社のコンセプトを模倣して、ウインドウズという画期的なOSを作った、ビル・ゲイツ率いるマイクロソフト社もそうでした。

日本でも、松下幸之助率いる松下電器社が、他社の製品と類似した製品を開発し、その後圧倒的な販売チャネルを盾に、マーケットシェアを押さえることで、世界一の電気メーカーにまで昇りつめました。近年では、ITやゲームソフトの世界でもパクリ合戦が横行し、二番煎じのパクリ企業の方が、市場で競争優位のポジショニングを維持したりしています。なぜパクった方が良い結果を出しているかというと、その理由は、時間という資産をコントロールできるからです。製品やサービスを開発した企業は、その開発に長年の時間を要しますが、パクる方は、それらの時間を全てショートカットし、後は差別化するためのマーケティングの時間に全てを費やすことができるからです。現在のビジネスは、顧客を意識したマーケティングパワーが競争優位性を作るため、結果的に多くのパクリ企業が勝者になっています。

 

フランチャイズだからこそ、圧倒的に強いパクり方!?

フランチャイズの世界においても、多くの商品やサービスの分野で、パクること、パクられることが、横行しています。そしてその特徴はなんといっても、パクった企業が、パクられた企業の元加盟店であるということです。これはかなり昔からあるフランチャイズ・ビジネスにおける特徴で、一加盟店が、フランチャイズ本部の開発したビジネス・モデルを模倣して、新しいフランチャイズ本部を立ち上げることが往々にしてあるのです。その理由は、フランチャイズは、そのビジネスの特徴として、フランチャイズ本部は加盟店に対して、ビジネス・コンテンツを完璧に委譲しなければならないからです。委譲された加盟店は、ビジネスを展開しながら、当該ビジネスの“良い所”“悪い所”を客観視し、“もっとこうすればマーケットで勝者になれる!”とアイデアがインスパイアされた時に、自らフランチャイズ本部になることを決意するのです。当然、フランチャイズ本部側も、このようなリスク(パクられて衰退する)に対処するため、契約書上では『競合避止義務』なる条項を設け、加盟契約終了後も、有期的に同類ビジネス、類似ビジネスの展開を固く禁じているのですが、現実的には、その包囲網をかいくぐって、パクる元加盟店が後を絶ちません。最近でも、高齢者専門宅配フランチャイズのパクった元加盟店が、パクられたフランチャイズ本部を差し置いて上場し、大きな話題になりました。

 

フランチャイズ起業家としてパクリ・ビジネスをどう捉えるか!?

では、フランチャイズ・ビジネスに従事しようとするフランチャイズ起業家は、このパクリ・ビジネスをどう捉えればいいのでしょうか? それは、パクったビジネスだからと言って、簡単に競争優位性を獲得しているはず、と考えないことです。先ほど言いましたように“もっとこうすればマーケットで勝者になれる!”とインスパイアした結果、出来たフランチャイズならいいのですが、安易に“自分達でもできる”という動機で設立されたフランチャイズは、危険です。そこにビジネス・イノベーションの発想がないからです。イノベーションの視点が欠けているビジネスは、必ず衰退の憂き目にあいます。また、同じように他の加盟店に模倣もされるでしょう。この場合イノベーションとは、数年先の消費者の動向をとらえたビジネスセンスとして考えてください。過去の類推で今展開しているビジネスよりも、少し先に到達すべきゴールを想定し展開しているビジネスを選択するのです。フランチャイズ起業家として勝ち残るためには、最初であるよりも最高であるビジネスを選び、今最高であるよりも、近未来に最高であるビジネスを選ぶべきなのです。

 

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