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専門家による独立開業コラム

最新フランチャイズ起業バイブル⑰ フランチャイズ・ビジネスで金メダルを奪取するカリスマ社長の正体とは!?

12人に1人 社長大国日本

皆さんは、日本にどれくらい社長がいるとおもいますか?

その数はなんと、約261万人で、大阪市の人口とほぼ同じです。

休眠していない、株式会社、有限会社、合資会社、合同会社、合名会社、医療法人等の法人数は日本に261万社もあるのです。

日本の正規雇用者数は約3500万といわれていますから、(正規雇用で)働く人の実に12人に1人が社長ということになります。

しかし一口に社長と言っても様々で、従業員を数万人抱え、世界規模で展開をしている大企業の社長もいれば、従業員は自分だけで、居住する町だけで営業している小さな会社の社長もいます。

当然ながら会社規模により、必要とされる社長の能力は異なってきます。

大企業の社長なら、高い語学力と高度なマーケティングスキルは必須になり、ダイバーシティ化する世界中の人材を同一の目的に向かわせるための飛びぬけたマネジメント力を持っていなければなりません。

しかし町の小さな会社の社長なら、その求められる能力は、小回りの利いた営業力であったり、正確な簿記の知識であったりします。

そしてそれは、どちらの能力が高くて、どちらの能力が偉くて尊い等という問題ではなく、シンプルに会社規模によって必要とする能力が違うということだけなのです。

 

フランチャイズ本部の社長の四つの能力

もちろんフランチャイズ・ビジネスも同じで、そのフランチャイズを主催する会社規模により社長に求められる能力は異なってきます。

例えば、創業まもないフランチャイズであったなら、今後消費者に広く受け入れられるようなビジネス・モデル構築能力が必要ですし、ビジネス・モデルがある程度享受された後なら、フランチャイズを開発するための営業能力が必要となります。そしてフランチャイズ網がかなり拡大されたのなら、フランチャイズ加盟店らを束ねるマネジメント能力が不可欠になりますし、フランチャイズが全国展開規模になれば、今度必要なのは、全国スケールで競争を勝ちぬくための優れた競争戦略立案能力となります。

 

進化スピードの速いフランチャイズの特別な事情

しかしここで注意しておきたいのが、フランチャイズ・ビジネスが持っている性質と、(フランチャイズ・ビジネス以外の)通常のビジネスが持っている性質の相違点についてです。
それは何かというと、ビジネスが進化するそのスピードです。

通常のビジネスならば、創業から全国展開の競争まである程度時間をかけてゆっくりと進行することになるので、社長の能力もそのスピードに沿って身に着けていけばいいのです。

しかしフランチャイズ・ビジネスの場合は、例えば、本来金融機関からビジネスの段階ごとに借り入れる資金が不要ですし(加盟店が加盟金や設備資金を準備)、自前で育てなければいけない人材もかなり少なくてすみます。(加盟店を人材として活用するため)

そのためフランチャイズ・ビジネスは、圧倒的なスピードで、進化成長するケースが非常に多いのです。

そうなるとどうなるかと言うと、社長がビジネスの段階によって本来なら身につけなければならない能力について、時間の制約によって、身につけられなくなることになります。

この社長の能力が会社規模に追いつかないという現象は、急成長するフランチャイズであればあるほど、顕著に起こっています。

そして、これを打破するのは容易なことではありません。

それぞれのビジネスの段階で必要とする能力はどれも専門的で特殊なものであるため、慌てて取得しようとしても簡単に身につくものではないからです。

 

フランチャイズ本部の社長の必要とされる特殊能力

会社規模(フランチャイズ・ビジネス)の成長に己の能力が追い付かない現状に、フランチャイズ・ビジネスを主催する社長の多くは、自身の能力の未熟さを嘆いたうえで、最終的にとる方策は、未熟な能力の部分を、能力を保持する他者に委ねるということです。

しかし必要とされる能力のレベルが高次元化(経営判断や経営戦略等の高いスキル)すればするほど、委ねた人に従業員や加盟店らの信望が移行したり、社内の権限や、責任の所在などが混乱を来すことになり、フランチャイズを展開する会社組織が大きく揺らぐことになります。

ですから懸命な社長は、それらの混乱を回避するために、いくら高次元の能力をもち、それを発揮していてくれる適合者に委譲したとしても、社長自身はある能力を発揮することにより、会社組織を守ろうとするのです。この能力を発揮することにより、社長の未熟な部分を委譲した者とは完全に区別され、会社は有機的な組織として機能することになります。

社長がこの能力が発揮できるかどうかが、フランチャイズ・ビジネスの世界で勝ち残れるのかどうかと等しいことであり、とても重要な能力になります。

その能力とは、“求心力”という能力です。

そうです。急成長するフランチャイズ・ビジネスを主催する社長は、かならずこの“求心力”を発揮しなければいけないのです。

“求心力”を持つ者だけが勝ち残るフランチャイズを作るのです。
では持つべき“求心力”とはどういったものなのでしょうか?

そして、“求心力”が備わっているとは、どのようなことなのでしょうか?

それを分かりやすく説明するために、“求心力”のある社長たちがとった行動の数々をご紹介したいと思います。

 

語り継がれるカリスマ社長の数々の逸話

あるフランチャイズ本部の社長は、創業者(現会長)直々に依願された就職志願者の入社面接に立ち会った結果、その志願者を不合格にしました。その志願者が会長の実の長男であるのにも関わらず。

あるフランチャイズ本部の社長は、加盟店のオープン一周年の当日の夜に必ず花束と手紙を持ってお祝いに駆け付けます。しかも加盟店の様子(成長)が見たいからと、閉店する3時間も前から外で立って待機しながら見ているそうです。それが雪の降る真冬であっても。

あるフランチャイズ本部の社長はオープン当日に必ず駆け付けて、自ら加盟店に「商売繁盛」のお守りを渡すそうです。そのお守りは、社長自身が京都の伏見稲荷大社まで足を運び、そして祈祷をしてから購入したものです。その社長の住まいが横浜であるにも関わらず。

いかがですか?

このような行動を実践している社長たちは、フランチャイズを主催する会社内において、

“カリスマ”と呼ばれ、従業員や加盟店からとても尊敬をされています。

普通の経営者なら出来ないことを、カリスマになった社長たちは確固たる信念のもとに、ぶれずに行動し続けるのです。この強い信念と行動力に衝撃を受けた各従業員や各加盟店らは、社長のとる行動を称賛するようになります。この称賛はすぐに会社内やフランチャイズ・チェーン全体に拡散され、社長はフランチャイズ・ビジネスに関わる全ての人の“象徴”となって、大きくて強い“求心力”を発揮することになります。

フランチャイズ起業家がフランチャイズ・ビジネスで成功するのなら、逸話を持っている社長を最優先に選ぶべきです。その逸話から社長の求心力が垣間見ることができ、ひいては主催するフランチャイズ・ビジネスの将来性も判断することが出来るからです。

しかし、逸話と寓話を勘違いしないために、もう一つだけ、あるフランチャイズ本部の社長がとった行動をお話ししておきます。

あるコンビニエンスストアを主催するフランチャイズ本部の社長が昨秋3週間もレジ打ちと接客をして大変話題になりました。このような大企業でトップ自らがアルバイト業務を行った理由は、エンドユーザーに接することから商品やサービス等の経営のヒントを獲得したい、というものでした。この行動のニュースは、メディアでは数多く取り上げられましたが、実は当の会社組織や加盟店では、さほど称賛の声が聞かれなかったそうです。おそらくこの社長の行動に、確固たる信念とゆるぎない行動力を見ることができず、多くの人が一種のパフォーマンスと受けとったのです。

このような寓話と、本物の逸話を見分ける目も、フランチャイズ起業家が加盟する前に身につけなくてはならない能力になります。
 

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