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専門家による独立開業コラム

最新フランチャイズ起業バイブル⑧ そうだフランチャイズショー、行こう!

甲子園優勝校にみる練習試合の大切さ

ある年の高校野球甲子園大会では、創部まもない高校が戦前の予想を大きく裏切り優勝しました。この時の野球部監督が次のように語っていたのが印象的でした。それは「経験値の少ない部員が多くいたのでとにかく練習試合をして力をつけました!」というお話です。後で調べてみると年間に250試合もこの野球部は練習試合をしていたそうです。

伝統のある野球強豪校でも年間120試合位といいますから、その倍の250試合は大変な数です。

そのようにしてなぜ多くの試合数をこなしていたのかについて、その理由も調べてみると、それは「投手はいろんなバッターと対戦することによって打たれてもいい場面と打たれてはいけない場面を経験する」「バッターはいろんな投手と対戦することによって絶対に打たなければならない場面を経験する」この二つの経験値を、より多く重ねることによってどんな相手とも9回戦えるチームを作り上げることができる、このために年間多くの練習試合を行ったそうなのです。その結果が、わずか数年での甲子園優勝ですから、この目論見は最高のものになりました。

 

フランチャイズ起業での練習試合

起業家にとっても経験はとても重要なものです。経験を手に入れるための、ビジネスの“練習試合”を数多くこなした者が、成功のパスポートを手に入れることが出来る、と断言してもいいかも知れません。

しかし現実的には、起業家が“練習試合”をすることは容易ではありません。

机上のシミレーションではヒリヒリするようなビジネスの実践とは程遠いものですし、実際にビジネスを行ってしまうと、(人、時間、お金)を投資しなければならないため、リスクが大きすぎます。よくビジネスの世界では数多くの失敗がその起業家を強くするといいますが、リアルビジネス(=公式戦)をすることしか選択肢のない、通常の起業家は“練習試合”をできないことが常識になっています。

しかしフランチャイズ・ビジネスを展開しようとするフランチャイズ起業家は違います。

公式戦をしなくても“練習試合”する機会があるのです。それはフランチャイズショーに行くことです。

フランチャイズ起業家のビジネスの主要な部分はフランチャイズ本部選びです。

フランチャイズ本部と対峙した後、加盟する本部やフランチャイズ・ビジネスを選択することが、リアルなビジネス(公式戦)ということになります。

ですから、本部やビジネスの選択行動する前に、情報収集活動を練習試合とみたてて、多くのフランチャイズ本部とあえて対峙する機会を持つのです。それはフランチャイズショーに参加することで実現します。

 

フランチャイズショーとは!

フランチャイズショーはフランチャイズ本部が一堂に会し、定期的に全国のどこかの都市で行われています。その代表的なものは年に一回開催される、日本経済新聞社主催のフランチャイズショーです。(今年は2018年1月31日~2月2日東京ビッグサイト)他のフランチャイズショーは出店フランチャイズ本部が50社~100社が主体ですが、日経が主催するこのショーは200社以上が毎年参加する大規模なものです。もちろんどのフランチャイズショーでもいいのですが、練習試合を短期間で多くこなすにはこのような大規模開催なものがうってつけです。

以下にフランチャイズショーに出向き、フランチャイズ・ビジネスにおける経験値を積むためのポイントを列挙しました。

 

フランチャイズショー VS フランチャイズ起業家

① 必ず2名で参加すること

② 興味、関心のないフランチャイズもみる

③ 1業種3社を基本とし、しっかりメモをとる

④ 起業家としての意思表示をしっかり伝えること

①一人での参加は客観的思考ができない

一人で行くのであれば、フランチャイズショーへの参加は意味のないものになります。

それは相手(フランチャイズ本部)の説明を一方的に聞くことだけに終始し、客観的にこのフランチャイズ本部の概要を見ることが出来ないためです。必ず2名(家族や友人等)で参加し、一人は聞き役に徹し、もう一人は、説明する人間の表情や言動などを集中的に着目し、タイミングよく疑問点を質問するようにしてください。このようにタッグを組んでフランチャイズ本部と対峙することによりそのフランチャイズ本部やフランチャイズ・ビジネスの良さや欠点などを客観視することが出来るのです。

 

②興味、関心のないフランチャイズこそにヒントがある

実際にフランチャイズに加盟する前の選択行動(公式戦)であるなら、興味関心のあるフランチャイズにだけ集中するようにしなければなりませんが、選択行動前の“練習試合”では、あえて興味・関心のないフランチャイズ本部の話を聞くようにしてください。どのようなビジネスにもマーケットを展開するうでの特長があります。なぜこのビジネスがうまくいっているのか?なぜこのフランチャイズ本部には魅力があるのか?このような疑問を持ち、そしてその解の発見に努めるのです。そして、その解がわかったならば、では自分が興味・関心のあるフランチャイズには類似するようなビジネス上の展開をしているのか?と考えを進めていくのです。

このロジカルシンキングの視点で、フランチャイズ起業を行うことはとても大切なポイントになります。

 

③メモ魔になるべし

フランチャイズショーに関わらず、フランチャイズ本部と対峙するときは必ずメモを取るようにしてください。それは聞いたことを忘れないというレベルのことではなく、何度もメモを見ながら質問することによって、フランチャイズ本部側の言っていることにブレがないか確認するためです。ビジネスそのものに将来的に破たんする要素があるときは、そのフランチャイズ本部に所属するスタッフや責任者の言葉に必ずブレがあります。

つまりケースバイケースで発言が異なるのです。

(このように発言にブレのあるフランチャイズ本部は危険です。)

フランチャイズショーでは多くのフランチャイズ本部の言葉が聞ける最大のチャンスですから、貴重な“練習試合”として、1業種3社以上のブース(フランチャイズショー本部の各展示場所)に出向き、メモをとる訓練をしましょう。

 

④意思表示の訓練こそがフランチャイズショーの魅力

フランチャイズ起業で一番してはいけないことはフランチャイズ本部に説得されて加盟することです。実はこのようなケースが以外に多くあります。その場合最初から起業家の意思表示があいまいなことが多いのも特徴です。

「そのうち・・」「考えている・・」「妻に相談してから・・」等と明確に自分の意思を伝えないため、説得すれば陥落する可能性大と相手(フランチャイズ本部)に心の隙をつかれるのです。実際にこのようなことを避けるためにフランチャイズショーへ行くことをためらう起業家もいます。しかしそれは“練習試合”を自ら放棄する行為で誠にもったいないことです。相手(フランチャイズ本部)の担当者の目を見て、今の自分の現状と、将来こうする!という意思表示をしっかりおこなうようにしてください。この意思表示もフランチャイズ起業の“練習試合”と捉えることにより、やがて訪れるフランチャイズ・ビジネスの選択行動(公式戦)への強い布石になるのです。

 

フランチャイズショー後進国ニッポン

日本では諸外国と比べてフランチャイズショーが機能しているとは言い難いのが現状です。それは強い営業色の打ち出しているフランチャイズ本部側の責任もありますが、ショーを自らの起業家への成長するための“練習試合”だとする発想のないフランチャイズ起業家にも問題があります。フランチャイズ起業家は一般の起業家と比べてこのようなフランチャイショーのイベント等で経験(練習試合)を積むことが出来るのですから、恐れず勇気を出してフランチャイズショーに行くようにしましょう。当然列記した四つのポイントを意識しながらです。そうすれば本番(公式戦)に強い起業家になること間違いありません!

 

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