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専門家による独立開業コラム

最新フランチャイズ起業バイブル② 寿命読み違えの失敗

みなさんは会社の平均寿命がどれくらいかご存じですか?
会社の平均寿命はここ10年、だいたい23年前後で推移しています。
23年。 とても短いですね。

一昔前なら、新卒で入社後40年ほど働けば、その後ハッピーリタイアの生活が待っていた時代もあったのですが、これだけ少子化が進展し、年金制度が崩壊している現在では、50年近く、いやもしかしたら一生働き続けなければならないのかも知れません。

仮に45年働くと仮定すると、会社の平均寿命からして、ちょうど勤続年数の半分位で勤務先の会社がなくなってしまうことになります。それも教育費用や住宅ローン等のなにかと出費が多い40代での失業ですから、同等条件の会社に転職できればいいですが、そうでない人は人生の危機的な状況を迎えることになります。

このように会社で働く企業人にとっては勤務する会社の寿命はとても重要な問題です。

では、フランチャイズの平均寿命はどうでしょうか?

フランチャイズの平均寿命

フランチャイズ起業を試みる起業家にとっては、フランチャイズの平均寿命はとても気になることです。フランチャイズ本部を会社という概念からみると、おそらく一般の会社の平均寿命と同じ位だと思われます。

しかしフランチャイズ起業の場合、加盟する会社(フランチャイズ本部)の寿命を平均寿命という観点で判断してはいけません。
フランチャイズ起業の場合は、加盟する会社(フランチャイズ本部)が展開するフランチャイズ・ビジネスの“健康寿命”という観点で必ず捉えるように
してください。

一般に健康寿命とは、健康上の問題がなく日常生活ができる期間のことをいい、平均寿命と健康寿命の差は、「健康ではない期間」のことになります。健康寿命を延ばすことは、豊かな老後生活がおくれるばかりではなく、医療費や介護費の削減にもつながりますから、今や個人の問題にとどまらず、国家的な問題になっています。 

そして、フランチャイズにも“健康寿命”が存在します。 

 

フランチャイズの健康寿命

フランチャイズの健康寿命も、人間の健康寿命の概念とよく似ています。フランチャイズがビジネスとして健康ではない期間の事を意味するからです。

具体的にどのようなことか、整理してみますと・・・

以下の項目は、これに該当するようだと、そのフランチャイズ本部が運営するフランチャイズ・ビジネスは健康寿命が尽きている、あるいは終わりが近づいている可能性が高いということです。 

 

健康寿命判断の6つのポイント

 

POINT

① 既存加盟店の業績不振でフランチャイズ加盟店の新規の募集を停止している

② 参入するマーケットが飽和状態である

③ 人材不足などで体制が整わず、フランチャイズ加盟店の新規募集を停止している

④ 既存の加盟店の多くが、フランチャイズ契約を更新されず自然消滅している

⑤ フランチャイズ加盟店を次々と直営化している

⑥ フランチャイズ事業部の責任者が突然退職している

 

①は、最も如実にそのフランチャイズ・ビジネスの健康寿命の終焉を表す現象です。現役の加盟店が成功していない状況では、フランチャイズをチェーン展開することは出来ません。新規の募集など出来るはずもなく、フランチャイズ本部は既存加盟店の経営の立て直しを迫られます。すでに全国展開をしているビッグチェーンなら別ですが、中堅から以下のフランチャイズは、資金と人材等の経営資源を加盟店の立て直しに充てるため新規募集に手は回りませんし、そうでなくてもビジネス・コンプライアンスの観点からも新規の募集を行ってはいけません。

 

②は、どのようなビジネスにもマーケットが飽和状態になる沸騰点が必ずあります。その該当するフランチャイズ・ビジネスのマーケットが沸騰点に達しているのなら、健康寿命は終えていますし、もうすぐ沸騰点であるならばそれまでの期間が余命ということになります。

 

③は、加盟店が軒並み失敗しているわけではなく、マーケットもまだ飽和状態ではなく、ビジネス展開の余地が十分にあるにも関わらず、FC本部側の体制の不備で新規の加盟店の募集を停止している場合です。このようなケースで多いのは、FC本部側の供給能力(商品や人材等)を超えて、需要(新規の加盟店応募)に応えてしまっているケースです。このようなフランチャイズ・ビジネスも、供給体制をすぐに構築することは難しいため、健康寿命は黄色信号が点滅していると判断してください。

 

④は、なんらかの理由でFC本部が加盟店とのフランチャイズ契約を更新せず、加盟店の数が減少しているということです。更新しない理由は、本部の意向で更新しない場合は、加盟店を排除しようとするものですし、加盟店側の意向で更新しない場合は、経営不振によるものがほとんどです。どちらにしてもこの現象が多数存在するフランチャイズ・ビジネスはその健康寿命が終わっていることになります。

 

⑤は、何となく見逃してしまう現象ですが、フランチャイズ加盟店の直営化も健康寿命を把握するうえでは要チェックです。直営化の意味するものは大まかにいうと、フランチャイズ本部の母体である企業の経営方針の転換ですが、方針転換の理由がどうであれ、フランチャイズ・ビジネスの展開を放棄する行為ですから、そのフランチャイズ・ビジネスの健康寿命がなくなったと捉えても問題ありません。

 

⑥創業期から間もないアーリーステージのフランチャイズは社長自らか、もしくは社長とタッグを組む社員が陣頭指揮をとって加盟店開発をします。やがて加盟店が数十店舗を数えるミドルステージにさしかかると、社長はフランチャイズ本部全体のマネジメントに専任しなければならないため、社長以外の人材がFC本部の責任者に就くことになります。(アーリーステージでタッグを組んだ社員が着任するケースが多い)このFC本部責任者が突然辞任するフランチャイズが時たまあります。この場合は社長と責任者との間に、フランチャイズの運営について何らかのトラブルに陥ったことが多く、そのようなFC本部のフランチャイズ・ビジネスの健康寿命は限りなく怪しいものになっています。 

 

フランチャイズの平均寿命はズバリ!?

 以上のような項目から推察される、フランチャイズの健康寿命の平均は、わずか“7年”と言われています。

普通の会社は平均寿命の間、その社員は基本的に就労し収入を得ることが出来ますが、フランチャイズの場合、FC本部が会社として生存していても、その展開するフランチャイズ・ビジネスの健康寿命が尽きた後では、いくら頑張っても加盟店は収入を得ることは極めて難しくなります。

少しでも健康寿命が終わる兆候があるのであれば、そのフランチャイズに加盟することを自重し、そして徹底的にそのフランチャイズの健康寿命を吟味しなければなりません。 

 

最後に

フランチャイズの平均寿命を正確に吟味する方法!

・フランチャイズ・ビジネスのマーケットの成長余地を把握する

・加盟するFC本部の業界でのポジショニングを明確にする

・加盟するFC本部の3年後、5年後のビジョンを正確に知る

・ビジョンを達成する方法論と達成するために必要な経営資源を正確に知る

この4点を踏まえておけば、あなたがフランチャイズ起業において健康寿命を読み違えて失敗することは限りなく0になるでしょう。

 

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