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専門家による独立開業コラム

最新フランチャイズ起業バイブル① 失敗ミッション(業種選びの失敗)

フランチャイズ起業の中でもっとも失敗が多いのは業種選びの失敗です。どのフランチャイズに入ろうかなとほとんどの人は悩みます。
悩んだ結果、熟考の結果、最後はエイヤーと加盟するのですが、開業後にやっぱり違ったと、後悔する人がたくさんいます。
業種選びに失敗するのがフランチャイズ起業の特徴ともいえます。
それはなぜでしょうか?
一般にフランチャイズは次のような基準で加盟する業種を選ぶことが推奨されています。

5つのフランチャイズ業種選びの法則

① 自分の過去の経験やキャリアが活かされること

② 余裕のある投資資金であること

③ 土地感のあるよく知っているエリアでの開業であること

④ フランチャイズ本部の経営理念に共感できること

⑤ 興味、関心のあるビジネスであること

 

「自分の過去の経験やキャリアが活かされること」が実際の業種選びに使えない理由

自分の過去の経験やキャリアが活かされることは本当に大切な基準で、フランチャイズ以外の起業の多くも、その起業家が持っているリソースを源泉に始められます。しかしフランチャイズにおいては、加盟希望者自身のリソースが活用できる業種は多く存在しません。フランチャイズビジネスのほとんどが、加盟する人のリソースを必要としないため、募集の際に必要なスキルを資格要件として明記していないのもそのためです。

 

「余裕のある投資資金であること」が実際の業種選びに不適合な場合もあり!?

余裕のある投資資金であることは特にフランチャイズ起業をする者には重要で、資金ショートによるビジネスの中断は、それが一時的であっても、即時に加盟店としての契約をフランチャイズ本部より解除されることになります。ですからそのような危険性を最大限に考慮した結果、自分が本来やりたいと考えるビジネスではなく、投資金額の低いフランチャイズ本部との契約を選択することが多いのです。

 

「土地感のあるよく知っているエリアでの開業であること」が実際の業種選びの弊害になることも

土地感のあるよく知っているエリアでの開業であることは、ビジネスの種類にもよりますが、愛着のあるエリアで開業することはフランチャイズにおいては必要条件になります。それはまず、ターゲットとなるお客のことをよく理解しているということ、次に地域に貢献するというモチベーションの増大になるということ、最後には、通勤時間が短くて済むということです。しかしながら自身の住む町、土地感のある町はすでに他の加盟店の方が開業しており、フラチャイズ契約における既存契約者の営業権確保の規定により、なくなく通勤に1時間以上もかけて遠方のエリアで開業している方が多くいるのが現状です。

 

「フランチャイズ本部の経営理念に共感できること」が実際の業種選びの決定打にならない訳

フランチャイズ本部の経営理念に共感できることは重要なファクターです。しかし世の中にあるフランチャイズ本部の経営理念はどれもこれも素晴らしいものです。「社会問題に一石を投じる」「困った方を救いたい」「地域を草の根的に活性化したい」等々、どれもこれも身震いするぐらい、大きなビジョンと力強いミッションを訴えた経営理念ばかりです。ですから共感したから加盟したというより、数多くある共感したものの中から選択したというのが加盟した者の本音であり、実情です。

 

「興味、関心のあるビジネスであること」が実際の業種選びの間違った進路指針に!?

最後は興味、関心があるという基準です。実はこれが曲者で、人が興味や関心を示すということは実にあいまいで、その時興味があったとしてもすぐにその興味がなくなってしまうことも多々あります。深層心理をあぶりだしていけば、生涯追い求めていたことを究明できるというような怪しい論を唱える人もいますが、己がもつ不変の興味、関心があることを知ることは誠に困難です。

 

法則から導かれた結果から総括すると

 

このように、推奨されるフランチャイズ選びの基準をもとに、なぜ業種選びに失敗するのかをまとめてみますと、自身の経験を活かせるフランチャイズビジネスがほとんどないので興味があって、低い投資金額でスタート出来て、住職近接で、加盟するフランチャイズ本部の理念がしっかりしている業種のフランチャイズを選択した結果、失敗しているようです。

こうしてみると、低い投資金額という項目は決して間違っていませんし、エリア選びも本部選びも、業種という観点からいえば大きな失敗とはいえないかもしれません。すると、興味のある関心のある、という基準でつまずいているという風に考えることが出来ます。

では、どうして、興味、関心があると間違って誤認識してしまうのでしょうか?

ここでは、その要因の一つと考えらえるものを、実際のフランチャイズの業種を例にとって考えてみましょう。

 

学習塾というフランチャイズ業種選びの失敗ケース

学習塾は、中高年層(30代後半~40代)に人気のあるフランチャイズの業種の一つです。

 

その理由は自らが子供の頃学習塾に通った経験があることに加えて、ちょうど今現在、自分の子供が学習塾に通っている場合が多いため、ひじょうに親近感があるからです。この親近感を、興味がある、関心があると勘違いしてしまうケースが目立っています。

確かに2世代以上にわたって利用されているサービスは他にもたくさんありますが、(実際にコンビニや飲食店等も両世代で利用されています)その提供するサービスそのものに長年触れている、あるいは触れてきたというものは、勉強というサービスを提供する学習塾以上のものはありません。

少なくとも9年間、最高学府まで行くと合計16年間、大学院や留学をしたのであればそれ以上、勉強という(提供される一種のサービス)ものに触れているわけですから、≪親近感がわく≫というカテゴリーの中ではほかのフランチャイズの業種の追随を許さないのがこの学習塾ということになります。

だからでしょうか、親近感がわいている=興味がある=関心がある=好きである、という図式がなりたち、学習塾のフランチャイズに加盟してしまうようなのです。

実はこれは、私たちが持っている脳の働きに関係があります。脳内で記憶を司っているのは、海馬というタツノオトシゴのような形をした小さな器官なのですが、その隣に扁桃体という器官があります。この扁桃体は、側頭葉の内側の奥にある直径1センチメートルほどの丸い器官で、五感を通して脳に入った情報に対しての情動反応を処理しています。情動反応、すなわち好きか嫌いかということを判断する器官なのです。そして隣にある海馬に多くの記憶データがあると、海馬と連動してしまい、どうもそれを好きであるように、判断してしまうようなのです。つまり親近感があるから好きであると、脳が判断するわけです。確かに本当に好きなら問題はないのですが、親近感をあるから好きであるという、脳の働きによる一種の勘違いであるため、学習塾という業種のフランチャイズを始めても、心から子供のため、子をおもう保護者のためにと、熱い情熱を注ぐことが出来ないような、悲しいことになってしまいます。

 

最後に、失敗しないフランチャイズ業種を選ぶためには

残念ながら、これが絶対に良い!間違いがない!という業種を選ぶことはできません。

しかし以下の2点を意識して業種を選べば、失敗するリスクを最大限に抑えることができると思います。

業種選び、一つ目のポイント

一つ目は、多くの人に応援されるビジネスであること。多くの人とは、そのサービスや商品の購入をするとされるエンドユーザー、そのエンドユーザーの家族や友人、エンドユーザーが住む地域や社会、そしてこれを提供するフランチャイズ加盟オーナーの家族や知人が該当します。業種を選ぶ場合、それが多くの人に応援されるものか、どうなのか、是非徹底的にリサーチしてください。

業種選び、二つ目のポイント

二つ目は、業種という概念である何をするのか、という発想の視点から、誰とするか、という発想の視点へと切り替えることです。はなから全くやる気のおこらない業種なら別ですが、どうしようか?やろうか?と迷ったならば、業種そのものよりも、その業種に携わっている“人々”をみてください。フランチャイズ本部の社長はもとより、担当する営業マン、加盟後につくスーパーバイザー、そして何よりもすでに加盟している加盟店達の人柄や様子をみてください。彼らが儲かっているのかどうかではなく、あくまでも一人の人間としてみてください。そしてこの人達と一生涯一緒に仕事がしてみたい!と思うなら、それはあなたにとって最適な業種である確率が非常に高いです。

 

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